「出産後にごっそり髪が抜けた…」

「40代になって、どんどん髪のボリュームが減ってる…」

こんな悩みを持つ女性は多いはず。

これらの髪のトラブルの原因は、女性ホルモンが関係していることをご存知でしょうか?

ここで、女性ホルモンと抜け毛の関係と、その改善方法についてご説明します!

その抜け毛の原因はホルモン!?

女性ホルモンイメージ

私達女性の体にさまざまな影響を与えるホルモン。

ホルモンバランスの変化は、抜け毛にも影響しています。

以下の図は、女性の生涯におけるホルモンバランスの変化です。

生涯のホルモンバランス

http://hc.mochida.co.jp/skincare/dandruff/dandruff2.html

妊娠・出産を経験する20~30代でピークを迎え、閉経が始まる40代後半から50代になると、ホルモン量は約半分近くまで減ってしまいます。

この急激なホルモン量の変化が、抜け毛が増加する原因となるのです。

ホルモンが原因の抜け毛1:更年期

更年期になると、女性ホルモンの減少に伴い、男性ホルモンの影響を受けやすくなります。

女性ホルモンの多くは、卵巣から分泌されます。
閉経前であれば、脳から性腺刺激ホルモンを卵巣が受け取ると、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが多く分泌されるのです。

しかし、閉経後は脳からの性腺刺激ホルモンが出ても、卵巣がうまく女性ホルモンを分泌できなくなるため、女性ホルモンの量が減ってしまいます。

女性ホルモンの影響が少なくなる分、常に少量分泌されている男性ホルモンの影響が強くなり、結果として男性ホルモンが原因の抜け毛が現れるのです。

これを専門用語で「FAGA」といいます。

女性から分泌される男性ホルモンの量は、男性に比べて5~10パーセント程度。なので男性のように「ハゲ」てしまうことはありません。

しかし、髪のボリューム不足や、頭皮が目立ちやすくなるなど、女性にとって深刻な問題となるのです。

ホルモンが原因の抜け毛2:妊娠・出産

出産後に抜け毛が増える「産後脱毛症」について聞いたことのある女性は多いでしょう。

しかし、実はこの産後脱毛症、正確には「抜け毛が増えている」わけではないのです。

産後に抜けてしまう髪は、実際にはとっくの昔に抜けてしまうはずだった髪です。

妊娠している時、女性の体では女性ホルモンが大量に分泌されます。

その女性ホルモンの影響で髪が抜けにくくなり、抜けるはずだった髪が残ってしまうのです。

つまり、産後脱毛症は抜け毛が増えてしまう症状ではなく、過去に抜けるべきだった髪がホルモンの減少に伴い、一気に抜けてしまっただけなのです。

産後脱毛症はおよそ1年ほどで落ち着くとされています。

しかし、中には1年以上抜け毛が止まらない・髪が生えない人もいます。そういった人はホルモンバランスが悪化していることが考えられるため、婦人科で相談したほうがよいでしょう。

 

ホルモンバランスを整える方法は?

ヨガのイメージ

ストレスの解消

方法まとめ
  • ストレスを感じている物事の解決
  • カラオケやショッピングなど、ストレス発散できる趣味
  • 友人や家族、知り合いに相談

人は強いストレスを感じると、「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。

コルチゾールは体に起こる炎症を静める働きがありますが、過剰に分泌されると女性ホルモンの分泌量が減少してしまうため、ホルモンのバランスを崩す原因となります。

ストレスを感じる物事の解消や、ストレスを発散できる趣味を見つけることで、このコルチゾールの分泌量を抑えることができるでしょう。

ストレスの解消法として「愚痴ノート」が効果的?

手軽なストレスの発散法として、最近注目されているのが、「愚痴ノート」です。

この愚痴ノートとは、日ごろあった嫌なこと、ストレスを感じたことをノートに書くという方法です。

ストレスを感じたことを文字に起こすことで、イライラの原因となる物事を冷静に見つめ、ストレスをコントロールできるようになります。

眠りにつく5分前くらいに、日記のように書くことで、ストレスの蓄積を防ぐことができます。

運動(ヨガ)

方法まとめ
  1. あぐらをかくような姿勢になり、両足の裏をくっつけ、太ももを床につける・離すを繰り返す
  2. 同じ姿勢で体を左右に揺らし、お尻や骨盤を床につける・離すを繰り返す
  3. 骨盤を床に垂直に立てるイメージで姿勢を伸ばし、両手で両足の先をつかむ
  4. 息を吸いながら背筋を伸ばし、両肩を左右に広げる
  5. 息を吐きながら、両足の先をつかみ、背中を丸めないようにしながら体を前に倒していく。
  6. 息を吐き、体の力を抜いて、限界近くまで顔を床に近づける(この時は背中を丸めても良い)
  7. 5秒くらいその姿勢をキープし、息を吸いながらゆっくり元の姿勢に戻る
  8. 体育座りのポーズをし、膝を抱えてうつ伏せ状態になる

ホルモンバランスを整えるために、効果的なのが適度な運動。

体を動かすことでストレスを緩和し、さらに血行を促進することで、女性ホルモンの分泌を促します。

ホルモンは血液に乗って脳や各部位へと運ばれるため、血行が良くなるとホルモンの効果が現れやすくなります。

また、血行が良くなることで、女性ホルモンを作る卵巣や子宮の働きも良くなるのです。

基本的に1日1時間程度の運動で問題ありませんが、「外に出るのは面倒」「運動する時間を作れない」という女性も多いはず。
そこでオススメなのが、自宅でのヨガです。
ご紹介した方法なら、テレビを見ながら手軽にできるので、ぜひ試してみてください!

生活習慣の改善

方法まとめ
  • 栄養バランスの取れた食事をする
  • 7~8時間の十分な睡眠をとる
  • 起床・食事・就寝時間を毎日決まった時間に定める

ホルモンバランスを整える方法として、基本中の基本なのが、この生活習慣の改善。

食事・運動・睡眠を毎日規則正しく、決まった時間に行うことで、生活習慣を整えることができます。

生活習慣の乱れはストレスや体調の悪化を招き、生活の質を下げることにつながります。

普段生活リズムを特に意識していないという人は、徐々に生活リズムを向上させていきましょう。

婦人科での治療

主な治療方法
  • 低用量ピル処方によるホルモン分泌の促進
  • ホルモン補充療法(HRT)
  • 漢方薬の処方
  • 赤外線治療器やEMSによる血行促進
  • 正しい生活習慣の指導

抜け毛による症状が深刻な場合や、精神的・肉体的な不調が重い場合は、産婦人科で治療を受けることをおすすめします。

産婦人科では、問診や血液検査でホルモン量を分析し、症状に合った治療を行ないます。

ホルモン量が特に問題なければ、生活指導や血行促進による治療法が行われます。

ホルモンバランスが著しく悪化していれば、ピルやホルモン補充療法、漢方薬の処方などが行われるのです。

ホルモンバランスを整えれば抜け毛は治る?

ここまでホルモンバランスの整え方についてご紹介しましたが、これらの方法を実践しても必ず抜け毛が改善するとは限りません。

ホルモンバランスが整ったとしても、髪の生え変わるサイクルに影響が現れるまで、少なくとも6ヵ月近い時間が必要となるからです。

また、頭皮環境が悪い場合、ホルモンバランスを整えても抜け毛が増え続けることもあります。

そのため、ホルモンバランスを整えることと同時に、頭皮ケアを行うことも薄毛改善に重要だといえます。

頭皮ケアの方法は?

育毛シャンプーの使用

育毛シャンプーとは、頭皮や髪への負担を最小限に抑えたシャンプーのことです

多くのシャンプーは、洗浄力を抑えた「アミノ酸系シャンプー」が使われています。

使用すれば必ず発毛するわけではありませんが、頭皮への刺激を抑え、頭皮環境を整えることで、抜け毛が改善しやすくなります。

※詳しくは以下の記事をチェック!

女性用育毛剤

女性用育毛剤は、使用することで頭皮の血行促進・保湿・炎症の改善効果が得られます。

男性用とは違い、敏感な女性の肌にも優しい成分で作られているのが特徴です。

発毛剤とは違い、使用することで必ず髪が生えるわけではありません。

しかし、抜け毛の予防や改善、さらには発毛を促すために地肌を整える、といった効果が得られます。

※詳しくは以下の記事をチェック!

頭皮マッサージ

頭皮マッサージの画像

http://hc.mochida.co.jp/skincare/dandruff/dandruff2.html

頭皮マッサージの方法
  • 両手の指の腹を使って、円を描くようにしながら、頭皮をなでるようにマッサージする
  • 細かくなでる位置を変えながら、頭皮をまんべんなくマッサージ
  • 仕上げに、頭皮を軽く押してもみほぐす

頭皮マッサージは、指や専用の器具を使うことで、頭皮の血行を促進させる方法です。

髪をつくる細胞は、頭皮の毛細血管から栄養を得ています。頭皮の血行が悪化すると、この髪を作る細胞の働きも衰えてしまうのです。

特に女性はホルモンの影響で血行が滞りがちになるため、抜け毛の改善のためマッサージを行うと効果的です。

まとめ

まとめ画像

ホルモンのバランスは目で見たり、体で体感することは難しいものです。

しかし、女性の体に大きな影響を与えている以上、バランスを整えることは非常に重要。

ストレスの解消・生活習慣の改善、さらには頭皮ケアなど、できることから毎日少しずつ行うことで、ホルモンによる抜け毛などの影響を改善していけるでしょう。

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