ノニ独自の成分として注目されている「イリドイド」

しかし、体に良い成分だということはわかりますが、具体的にどんな成分なのかは今一つ理解しにくいですよね。

そこで、今回はイリドイドがどんな成分か、そして育毛にどんな効果をもたらしてくれるのかを詳しく調べてみました!

イリドイドとは?

専門家風の男性

イリドイドとは、主にアカネ目・ツツジ目・ミズキ目の植物に含まれる植物栄養素です。

元々は害虫や菌から身を守るため、植物自身が作り出す防御成分の一つ。

耐虫・抗菌のほか、虫に食べられた場所を修復する場合にも、この成分が役立てられます。

植物の中では「配糖体」として存在

ノニ製品の成分を調べると、たまに「イリドイド配糖体」という表記がされています。

これは、イリドイドがノニの実や葉の中で「配糖体」という、糖がくっついた状態になって保存されているからです。

イリドイドは、配糖体になることで高い安定性を得ます。

熱や光に強いため、加工や長期保管をしても変質しにくいです。

ビタミンなどの栄養成分は、殺菌のための加熱処理で壊れてしまいますが、このイリドイドはそういった加工上の問題もないといえます。

配糖体の状態では高い効果を発揮しませんが、消化酵素によって糖が離れた時、活性化するという特徴があります。

イリドイドには複数の種類がある

イリドイドは実は複数種類が存在します。

植物によって、含まれているイリドイドの種類や量はそれぞれ異なります。

しかし、イリドイドを含む植物の多くは食用ではありません。

食用でイリドイドを含んでいるのは、ノニを除けばブルーベリー・クランベリー・オリーブ葉などが挙げられます。

ノニの実に含まれるイリドイドは9種類

ブルーベリーに含まれるイリドイドは1種類。

クランベリーは2種類で、オリーブ葉は5種類です。

それに比べ、ノニの実には9種類ものイリドイドが含まれています。

イリドイドを含む食用植物の中でもトップクラスのイリドイド配合量であるため、健康や医療の面で多くの人に注目されているのです。

ノニに含まれる主なイリドイド

化学式

ノニに含まれているイリドイドは、「脱アセチルアスペルロシド酸」と「アスペルロシド酸」の2つが主要です。

それぞれのイリドイドの特徴と、その効果についてご説明します。

脱アセチルアスペルロシド酸(DAA)

細胞性免疫力を高める

細胞性免疫とは、病原体を食べて退治するマクロファージや、病原体に侵された異常細胞を攻撃するCTLなど、細胞が直接病原体を排除する免疫システムのことです。

この細胞性免疫力が高くなれば、風邪を引きにくい健康的な体になります。

また、この細胞性免疫力はガン細胞への攻撃も行うため、この免疫力を高めることでガンのリスクを抑えることも期待できます。

http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/36.html

https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130328/167124/

◆体の糖化を防ぐ

体の糖化とは、糖分を過剰に摂りすぎたことで、AGEと呼ばれる老化物質が生まれてしまうことです。

AGEはタンパク質にダメージを与える性質があり、AGEが増加することで顔のシワやたるみ・糖尿病・骨粗鬆症・白内障・ガン・認知症などのリスクが高まるとされています。

脱アセチルアスペルロシド酸(DAA)は、このAGEによる細胞へのダメージを抑える働きがあります。

https://www.atpress.ne.jp/news/56218

アスペルロシド酸(AA)

◆体の糖化を防ぐ

アスペルロシド酸(AA)は、DAAと同じく抗糖化作用があります。

抗糖化成分が複数含まれることで、AGEのリスクをさらに下げることが期待できます。

https://www.atpress.ne.jp/news/73791

◆体の代謝をサポートする

アスペルロシド酸には、胆汁酸の分泌をサポートする効果があります。

最近話題を呼んでいるダイエット法といえば、「胆汁酸ダイエット」。

胆汁酸は、腸内での脂質の消化吸収を行う消化液です。胆汁酸ダイエットは、この胆汁酸の分泌を促すことで、手軽に体の脂質の燃焼をサポートする方法なのです。

アスペルロシド酸は、この胆汁酸を分泌を促す成分なので、摂取することで体の代謝アップが期待できます。

https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2014/141031_01/index.html

イリドイドの主な効果

喜ぶ男性

イリドイドのメリット
  • 体の免疫力をアップさせてくれる
  • 抗糖化成分によって、アンチエイジング効果が期待できる
  • 代謝をアップさせ、ダイエットをサポートしてくれる
  • 抗菌効果があるため、肌や粘膜に付着する菌をブロックできる
  • 熱などに強いため、加工されてもしっかり栄養分を摂取できる

イリドイドの育毛効果は?

考える男性

育毛効果はまだ実証されていない

ノニに含まれているイリドイドには、動物実験などから体によい影響を与えるという結果が出ています。

しかし、肝心の人を対象とした研究はまだ行われていないため、人に対してどんなメリットがあるか確証はまだ得られていません。

ただ、ノニのイリドイドには抗菌成分も含まれているため、この成分が育毛に良いのでは、と注目されています。

抗菌作用と育毛の関係

抗菌成分を頭皮に塗ることで、育毛効果が得やすくなります。

頭皮に存在する菌は主に4種類。

肌の状態を整える表皮ブドウ球菌・肌の状態を悪化させる黄色ブドウ球菌とマラセチア菌・良い影響も悪い影響も与えるアクネ菌などです。

表皮ブドウ球菌が増加すれば、頭皮は正常な状態に保たれますが、逆に黄色ブドウ球菌やマラセチア菌が増加すると、頭皮に炎症が起きやすくなります。

頭皮の炎症は抜け毛の増加を招くため、抜け毛が多い場合は炎症の治療が必要です。

抗菌成分を頭皮に与えることで、増加した黄色ブドウ球菌やマラセチア菌を減らし、頭皮の炎症を抑えることができるでしょう。

頭皮の炎症を抑える=抜け毛が減少する?

頭皮の炎症は、放置すると髪を作る細胞にまでダメージを与えてしまいます。

肌の基底膜という場所には、「ランゲルハンス細胞」と呼ばれる免疫細胞が存在します。

体に悪影響を与える菌や、肌に刺激を与える化学物質などが肌から侵入しようとすると、このランゲルハンス細胞が他の免疫細胞に指令を与え、菌や化学物質へ攻撃します。

しかし、この反応によって正常な細胞にまでダメージが与えられ、結果髪を作る細胞にも悪影響が及ぼされるのです。

イリドイドに含まれる抗菌成分は、肌に侵入しようとする悪い菌をブロックできるため、ランゲルハンス細胞による頭皮への炎症を防げます。

まとめ

髪を気にする男性

イリドイドの人への効果は、まだまだ研究途中であるため、頭皮に使用することで確実に育毛効果が得られるとは限りません。

しかし、動物実験による効果から、人にも効果があることが予想されます。

インドネシアでは、黒髪を美しくするため、または白髪予防・育毛のため、古くからノニのペーストを髪に塗る施術を行っています。

現地で実際に利用されていることからも、育毛への効果も期待できますね。

おすすめの記事