トリートメントについて調べる時、必ず目にするのが「髪のダメージ補修」という単語。

補修というからには、ダメージを受けた髪を治してくれるように思えますよね。

ところが、この「ダメージ補修」、実際には傷んだ髪が治るという意味ではないというのです。

髪のダメージは治らないって本当?

驚く女性画像

人の髪は、生きている細胞ではなく、死んでいる細胞でできています。

肌の傷が癒えるように、時間が経てば治るようなことはないのです。

もちろん、古い角質が落ちて新しい肌が現れるように、ボロボロの髪も生え変わることで改善されますが、髪のダメージ自体は元通りにすることはできません。

ダメージを受けた場合は髪を生え変わらせるか、トリートメントなどで髪の表面を「取りつくろう」ことでしか対処はできないでしょう

補修=治療ではない

「補修」の意味をスマホで検索してみると、「傷んだ部分を取りつくろうこと」と出てきます。

そう、「髪のダメージ補修」とは髪のダメージを治すことではなく、ダメージを受けた髪を「取りつくろう」ことを意味していたのです。

ダメージを取りつくろうとは、「髪を良い状態に見せかける」こと。

つまり、ダメージを受けている髪のツヤや指通りを表面的に良くすることで、ダメージがあたかも治ったように思わせるのです。

修復しないなら、トリートメントやオイルは必要ない?

シャンプー中の女性

見せかけだけ治ったとしても、十分な意味がある

「見せかけ」というと、マイナスのイメージを持たれやすいですが、そもそも髪は「すでに死んでいる細胞」。

人が生まれつき持っている「衣服」と同じようなものなので、たとえ見せかけでも見た目や手触りが良くなれば、それだけで十分だといえますね。

古いカバンやクツでも、きちんと手入れをしてツヤや色がキレイなら、新品同様の価値があります。それと同じように、見た目だけでも取りつくろうことは重要なことだといえるでしょう。

オイル・トリートメントで髪のダメージを防げる

ヘアオイルやトリートメントの効果は、髪のツヤや指通りを良くするだけではありません。

髪の表面を覆うことで、ダメージが与えられることを防ぐ効果もあるのです。

髪の表面には「MEA」と呼ばれる成分があり、この成分が髪のツヤや指通りの良さを左右しています。

このMEAは紫外線や摩擦で簡単に消失してしまうため、何の対策もしていないと、すぐに失ってしまうでしょう。

ヘアオイルやトリートメントは、髪の表面を覆うことでこのMEAの消失を抑えることができます。

日頃からヘアオイルやトリートメントを利用していれば、MEAを保護し、髪の状態をキレイに保つことができるでしょう。

髪のダメージはどうやって対処する?

シャンプーのイメージ

ヘアカラー・パーマの頻度を抑える

髪がダメージを受ける1番の原因は、ヘアカラー・パーマの利用です。

ヘアカラーやパーマは、どちらもアルカリ性の1剤を使用します。アルカリは髪のタンパク質を溶かす働きがあるため、利用すると髪に大きな負担がかかります。

特に髪の美髪を左右するMEAは、ヘアカラーやパーマによって大部分が失われてしまいます。施術後に多くの人が髪のパサツキ・ゴワゴワを感じるのはこのせいなのです。

残念ながら現在では、どれだけ腕の良い美容師さんでも、ヘアカラーやパーマでのダメージをゼロにすることはできません。

そのため、ヘアカラー・パーマのダメージを抑えるには、施術の回数自体を減らすしかないのです。

施術を行う頻度は、2ヵ月に1回がベスト。できるだけ早くカラーやパーマの施術を受けたい場合、1ヵ月半に1回のペースで利用しましょう。

また、ヘアカラーとパーマを同時にすると一度に受けるダメージも大きくなります。カラーとパーマのどちらも利用したい場合、1週間待ってから別の施術を依頼すると良いでしょう。

なお、白髪染めもヘアカラーと同じ原理で髪を染めているので、頻繁に白髪を染め直していると髪にダメージを受けます。

腕の良い美容師さんに定期的にリタッチをお願いするか、髪への負担が少ない白髪染めトリートメントを利用すると良いでしょう。

紫外線による影響を抑える

あまり意識していない人も多いですが、紫外線も髪にダメージを与える原因の1つ。

美髪をもたらす成分MEAは、紫外線によっても消失してしまいます。

レジャーで海水浴やBBQを楽しむ場合、または営業の仕事で外回りをする場合、しっかりと紫外線対策をする必要があります。

紫外線対策として有効なのが、帽子や日傘で紫外線をカットすること。

長時間屋外で活動する場合、帽子か日傘は確実に用意しておきましょう。

また、最近ではUVカット成分の入っているスタイリング剤も販売されています。帽子や日傘の利用が難しい場合にオススメです。

髪が濡れたまま放置しない

髪のキューティクルは水で濡れただけでも開いてしまいます。

キューティクルが開くと、その間からどんどん保湿成分が抜け出てしまうため、髪にダメージが与えられやすくなるのです。

特に濡れた状態で髪をゴシゴシとこすると、キューティクルが傷つき、剥がれる恐れがあるため注意しましょう。

対策としては、髪が濡れたらすぐに乾燥させること。

シャワーから出た後は、髪をこすらず、軽く押さえつけるようにして余分な水分を取り除きます。

その後、ドライヤーを使って髪を根本から乾かしていきましょう。

この時、ドライヤーの温度を中くらいに設定すること、ドライヤーをかけ終わったら冷風にして髪を冷やし、キューティクルを閉じさせることも重要です。

髪を補修するヘアオイル・トリートメントを使う

すでにダメージを受けている髪にも、まだダメージを受けていない髪にも、ヘアオイル・トリートメントはオススメです。

使用することで髪のパサつきやゴワゴワ感を解消し、ツヤのある髪へと促してくれるでしょう。

オススメのヘアオイル・トリートメントは以下の記事で詳しく書いているので、チェックしてみてください。

まとめ

ポジティブな画像

生えている髪には再生能力はないので、受けてしまったダメージは基本的に治らないです。

しかし、日頃からのケアを心がけることで、髪が受けてしまったダメージを補うことはできるでしょう。

正しいケアを心がけ、ツヤツヤでキレイな髪を手に入れましょう。

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