髪をきつくまとめたり、編み込んだりするスタイルで発症するとされる牽引性脱毛症。

こういった脱毛症は、育毛剤によって改善させることができるのでしょうか?

牽引性脱毛は女性育毛剤で治る?

期待する女性

牽引性脱毛への女性育毛剤の効果

市販されている女性育毛剤には、主に頭皮の血行促進と保湿効果があります。

頭皮の血行を促進すれば、太く抜けにくい髪への成長を促せます。

頭皮を保湿すれば、頭皮へのダメージを抑え、抜け毛の原因となる炎症の予防・改善が期待できるのです。

牽引性脱毛は、毛根にかかる物理的な負荷が原因で発症するため、髪への負担を取り除かない限り育毛剤の効果は実感できません。

ただし、髪を縛る髪型をやめて使用すれば、脱毛後の回復をさらに後押しすることが期待できます。

牽引性脱毛の治療方法は?

牽引性脱毛は、多くの薄毛治療に処方されるミノキシジルやパントガール®による効果は得られません。

髪に負担をかける髪型をやめることで治るとされています。

普段の髪型を変えることで、徐々に前髪や分け目の薄くなった部分も回復していくでしょう。

髪型を改善しても治らない場合、クリニックでは主に炎症を抑えるステロイド治療薬の使用が行われます。

また、血行を促進する方法も効果的です。頭皮マッサージや首・肩のストレッチを行うほか、育毛剤の使用によって症状を緩和することが期待できます。

牽引性脱毛で抜け毛が起きやすい髪型は?

髪が気になる女性

ポニーテール・ツインテール

ポニーテールの女性

ポニーテールは、髪をヘアゴムできつく縛ることが多く、髪に負担がかかりやすいスタイルです。

子供に多いツインテールなども牽引性脱毛症になりやすいため、子供が毎日強く髪を縛っているスタイルの場合は注意しましょう。

お団子ヘア

お団子ヘアの女性

ゆる感が人気のお団子ヘアも、ポニーテールと同じく髪を縛るため、髪に負担がかかりやすいです。

ポニーテールの場合は仕事で一時的に結ぶだけの場合もありますが、お団子ヘアはヘアスタイルとして1日中続けることもあるので、注意が必要です。

ロングヘア

ロングヘアの女性

髪を縛っていなくても、ロングヘアの場合は要注意。

ロングヘアは髪自体に重量があるため、毛根に負担がかかりやすいのです。

特に毎日同じ分け目でスタイリングしている人は、分け目から牽引性脱毛症が現れやすいので注意しましょう。

編み込み(エクステ・ドレッドなど)

ドレッドの女性

最も牽引性脱毛症のリスクが高いのが、エクステやドレッドロックスです。

髪の編み込みによって毛根に強い負荷がかかるだけでなく、1~3ヵ月近くスタイルをキープし続けるため、常時毛根にダメージが与えられてしまいます。

また、エクステやドレッドロックスは髪を洗うことができないのも問題。

頭皮をしっかりと洗えていないと、雑菌の増加により頭皮が炎症し、抜け毛が増加する恐れがあります。

シャンプー前にトリートメントを付けてエクステを保護する方法もありますが、それでも髪や頭皮を十分に洗うことはできないため、抜け毛のリスクが高いのです。

牽引性脱毛症を起こしやすい習慣は?

ヘアアイロン

ヘアアイロンはカールアイロン・ストレートアイロン・ブラシ型アイロンの3種類がありますが、どちらも毛根に負担がかかるため注意しましょう。

使い慣れていないと、グッと強く引っ張ってしまうことがあるので、できるだけ毛根に負担をかけないように使うのがコツです。

特にロングヘアの場合、髪の重量もプラスされ、強い負担がかかりやすいです。

アクセサリー

ちょっとしたアクセントとして、ヘアアクセを使用する人もいるはず。

しかし、こうしたヘアアクセも、使い続けていると髪への負担となることがあります。

使用する時は髪を強く縛らず、ゆるくまとめたヘアゴムにつけるなどして対策をしましょう。

髪の分け目がいつも同じ

毎日同じ分け目の人は、分け目の部分から牽引性脱毛症が現れる可能性があります。

分け目を左右別々に変えたり、分け目の位置を微妙に変えるなどして、髪への負担を分散するようにしましょう。

髪型を変えずに牽引性脱毛を避けるには?

耳より情報イメージ

牽引性脱毛症は、髪に負担のかかるヘアスタイルを変えることで、ほとんどの場合改善します。

しかし、仕事の都合上、どうしても別のヘアスタイルができないという人も多いでしょう。

そこで、ヘアスタイルを維持しつつ抜け毛のリスクを抑える方法についてご説明します

対策1:髪を縛る時は、できるだけゆるくまとめるようにする

ポニーテールやお団子ヘアをするときは、できるだけ髪をギュッと縛らず、髪に負担がない強さでまとめましょう。

その際、きついヘアゴムなどの使用は避け、ゴムのゆるいシュシュなどを使うことをオススメします。

対策2:髪の分け目をなくす

毎日同じ分け目の人の場合、髪にクセがついている可能性があります。

分け目のクセをなくすことで、分け目を変えやすくなるでしょう。

分け目をなくす方法
  1. お風呂に入った後、分け目とは逆方向に髪をとかしながら、ドライヤーで乾かす
  2. ある程度乾いた後は、分け目の髪を持ち上げ、分け目を消しつつ根元の部分を乾かす。
  3. 1と同じく、分け目とは逆方向に髪をとかす
  4. ドライヤーで、後頭部から前にかけて、分け目を隠すように乾かす

1~2週間続けていくと、徐々に分け目が目立たなくなっていきます。

対策3:シールエクステを使用する

手軽で見た目も自然だとして、最近注目されているのが、シールエクステ。

編み込まず、髪に貼り付けるだけなので髪の負担が少なく、さらに重量も軽いため、従来の編み込みタイプのエクステよりも脱毛のリスクが低いのです。

また、シールエクステは慣れればセルフで付けることができるのも特徴。

しっかりと髪をシャンプーした後にまた付け直すことができるので、頭皮の炎症などのリスクも避けられます。

髪だけでなく頭皮も大切に扱おう

ポジティブなイメージ

牽引性脱毛症は、原因のわからないFHPLや重度の円形脱毛症などとは違い、改善しやすい脱毛症です。

現在悩んでいる人もいるでしょうが、原因である髪型さえ変えればほとんどの場合改善するため、過度な不安を抱く必要はないのです。

ただ、改善するまではどうしても時間がかかります。

すぐに改善したい場合は、クリニックでの治療を受けるか、育毛剤などで血行を改善することをオススメします。

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